大きい塊のフケがポロポロと落ちてくる重度のフケ症は、脂漏性皮膚炎と考えられ、放置すると炎症が悪化して脱毛を招きます。
脂漏性皮膚炎は皮脂の過剰分泌によって起こるもので、頭部以外にも顔、わきの下、胸、背中などの皮脂の分泌の多いところにできます。
原因については、皮脂の過剰な分泌に一因があることは確かですが、発症のメカニズムについては解明されておりません。脂肪酸が皮膚の表面で炎症を起こす、デンプウ菌という水虫の一種などが原因ともいわれます。
脂漏性皮膚炎にかかると、黄色みがかった大きいフケができ、かゆみを伴います。そのため放置して頭をかきむしっていたりすると炎症が悪化し、ヒコウ性脱毛になります。赤みやかゆみがひどくなって、さらに脱毛を招きますので、皮膚科による診療を強く勧めます。

脂漏性皮膚炎は再発、慢性化しやすい病気ですので、長期にわたる治療が必要になります。医師の指示に従いじっくり取り組み、脂性に要因があるのですから、体質改善、生活習慣の見直しなども合わせて行いましょう。
脂漏性皮膚炎やシャンプーや整髪料などによるかぶれによるフケ以外にも、アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、ステロイド皮膚炎、膠原病(コウゲンビョウ)などの疾患でもフケのようにパラパラと角質が落ちます。
これらは体質的な要因に、食生活やストレス、飲酒、喫煙、疲労、季節などさまざまな環境要因が加わり発症すると考えられ、自然治癒はなかなか難しいので、皮膚科による適切な治療と生活習慣、生活環境の改善を勧めます。